Trivia深海知識

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What Is The Deep Sea?そもそも深海とは?

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水深200m以降を「深海」と呼ぶ

「深海」とは、一般的に植物プランクトンが光合成できる限界とされる水深200mより深い海のことで、海洋の95%を占めています。 これだけ広大な面積を占める深海には、どんな生き物がいるのか、何があるのか、深海が秘める可能性はまさに未知数です。 いま現在、深海は全体のうち95%が未解明のまま。なぜなら、深海はある意味 宇宙へ行くよりも難しいとされているからです。 理由は、深海の環境です。深海は「暗闇」「低温」「高圧」という3つの特徴を持っているのですが、特に「高圧」が大きな壁として立ち塞がります。人間は、肺などに空気をたくさん保有していて、水圧による影響を受けやすく、仮に生身で潜って深海にたどり着けるとしても、臓器がペシャンコになってしまうのです・・

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なぜ深海生物は高い水圧の深海で生きられるのか?

先述の通り、深海の特徴は「暗闇」「低温」「高圧」ですが、特に「高圧」が最難関です。 水深6500mにもなると、指先に相撲取り4人が四方八方から圧し掛かる程の重さが掛かります。 私たち人間の場合、身体の中に空気があるので潰れてしまいますが、多くの深海生物の体の中は たっぷりの油で満たされています。油は圧力を受けても体積の変化が少ないから、大丈夫なのです。

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日本は世界屈指の深海大国!

日本の水深5000m以深の海水保有体積は世界第一位です。 その理由は、日本列島が4つのプレートの境界に位置しているので、そのプレート同士がぶつかってできた溝=海溝が4つも存在するからです。 それが原因で日本は地震が発生しやすいのですが、その代わり多様な海洋生物や海底に眠る資源といった恩恵を得られるのです。 日本の海溝は世界でも注目されていて、様々な研究・調査・技術開発が進行中です。

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深海には5つの区分がある

深海は、海の深さごとに次の5つの区分に分類されます。

  • 1.表 層(水深0~200m)
  • 2.中深層(水深200~1000m)
  • 3.漸深層(水深1000~3000m)
  • 4.深海層(水深3000~6000m)
  • 5.超深海層(水深6000~10000m)

各層によって、そこに生息する生物も環境もまるで変わってきます。それぞれどんな生物がいるのでしょうか。ぜひ、下のボタンから深海に潜って覗いてみましょう!

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